引っ越しをする際は、一般的に、引っ越し業者に依頼することが多いでしょう。
引っ越し業者に依頼して引っ越しをする際は、なるべく優良で親切な業者に依頼したいものですよね!
しかし、業者の数が多いため、実際の引っ越しをするまでは、優良かどうか、親切かどうかということまでは分かりません。
今まで引っ越し業者に依頼したことがある人は見分けることができるかもしれませんが、初めての引っ越しをする人もいるかもしれませんので、ここでは、引っ越し業者を選ぶ際にどこを見れば良いのかというところを紹介しますよ!
見積もり時の営業マンの対応をしっかり見ることが大事!
<営業マンが依頼者と話をするかどうかを見る!>
引っ越し業者に電話すると、「後日、荷物を見せてください。見積もりに参ります。」と言われます。
そして、営業マンが家に訪問し、荷物の量を見て、見積書を置いていくのが一般的な流れです。
そのときは、何も言わずに黙って荷物を見て見積書を書く営業マンもいますし、営業トークをする営業マンもいますが、何も話さず見積書だけ置いていくような業者は避けた方が良いですよ!
なぜかというと、何も話さずに見積書を置いていく営業マンは、どこを見てその金額なのか、どこまでサービスをしてくれるのかなどが分からないからです。
それに、自分が質問したくてもできませんからね!
<営業トークの内容に注意して聞く!>
営業トークをする営業マンは、トークの内容に注意して聞きましょう。
営業マンが、「ダンボールはサービスです」、「不要な物は無料で処分します」、「荷物を破損させたり、紛失させることは絶対にないのでご安心ください」などと、いろいろ話してくれるでしょう。
しかし、その言った内容が見積書に書かれていないと意味がないのです!
引っ越し当日に来てくれるスタッフはこの見積書が作業する指示書になるため、言った内容が書かれていなかった場合は、それを行いません。
見積書は複写になっているため、業者の控えとお客様控え、作業指示書の合計3枚になります。
自分に渡されるお客様控えに、営業マンが言った内容が書いてあるかをきちんと確認しましょうね!
<営業マンの態度を見る!>
営業マンは、引っ越し業者の顔と言えますね。
それなのにも関わらず、言葉遣いが悪かったり、こちらへの態度が横柄だったり、他社の悪口を言ったりする場合は、その業者は避けた方が良いでしょう。
引っ越し費用は複数見積もりすることがポイント!
<引っ越し費用はさまざまな環境で変動する!>
引っ越し費用は、「この距離だとこの値段」、「この荷物の量だとこの値段」というような、明確な基準はありません。
引っ越しシーズンだと費用は高くなりますし、荷物の量が多くても値段は上がります。
この部分はどの引っ越し業者でも同じですが、希望する引っ越し日時に、引っ越し業者が合う大きさのトラックを準備できない場合、違うトラックを他の支店から手配する必要があるため、費用が高くなるというケースもあります。
さまざまな環境が組み合わさって金額が変動するため、複数の業者に見積もりをしてもらう必要があるのです!
<引っ越し費用が安すぎる業者にも要注意!>
引っ越しは、引っ越し費用だけでなく、物件を借りる際の初期費用などもかかるため、なるべく安く抑えたいと思うことでしょう。
しかし、費用があまりにも安い引っ越し業者は、アルバイトを使うなどで人件費を削減している場合があり、荷物を運ぶ際に傷をつけられたり壊されたりする可能性があるため、注意が必要なのです!
最近では、「格安引っ越し」、「引っ越し費用半額」と謳っている業者が非常に多くありますので、安いからと言って、決して質が悪い業者というわけではありませんけどね!
安くても質の良い業者もありますので、やはり営業マンに見積もりにきてもらったときにある程度判断しておいた方が良いですね!
業者が保険に加入しているかと、その補償内容を必ず確認!
引っ越し業者は引っ越しのプロなので、荷物に傷をつけたり、壊したりすることはほとんどないでしょう。
しかし、「絶対」という言葉はありませんね!
業者のスタッフも人間なので、万が一のことがあるかもしれません。
そのため、万が一のことに備え、ほとんどの引っ越し業者では、「運送業者貨物賠償責任保険」という保険に加入しているのです。
「運送業者貨物賠償責任保険」とは、運送事業を営む業者が、運送途中に起こった事故によって、運送を委託された荷物に破損や紛失などが生じた際、荷物の持ち主などに対しての損害賠償責任を負担する補償のことを言います。
この保険に加入していない業者は、荷物が破損したり紛失したりしたことに対して、何らかの言い訳をつけて、責任を負ってくれない可能性があるのです!
そのため、業者を選ぶ際は保険に加入しているかというところもチェックした方が良いですよ!
ただし、事故が起こった状況によっても補償されなかったり、補償対象外のものもあります。
引っ越し業者とのトラブルを防ぐためにも、貴重品は自分で運ぶ、高価なものや割れやすいものは事前に業者に伝えておくなど、自分でも対処しておくことが大切になりますね。