見に行ったらすぐに入居できるの?「即入居可物件」って何?
不動産会社に行って、気に入った物件があって、自分の引っ越しの準備も整っている場合、なるべく早く引っ越したいと思う人も多いのでは?
即入居可物件とは、部屋を決めたらすぐに入居できる状態になっている物件のことを言います。
既に前の住人が退去しており、修繕やハウスクリーニングも終わっている状態になっているため、引っ越しの準備ができたら、2~3日で住むことができるのです。
「即入居可物件」と聞いて、契約書を書いたらすぐに住めるのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実際はすぐにというわけにはいきません。
契約の手続きや入居審査などの期間を要するため、最低でも2~3日はかかります。
また、複数の検討者が物件を内見しているため、住む人が決まったら鍵の交換もしなければなりませんからね。
とは言っても、他の物件よりも早めに入居できるため、急な転勤などで早く引っ越しをしたい人にはおススメですよ!
即入居可物件の数は、退去待ちの物件よりも圧倒的に多いため、即入居可物件を探すことはさほど難しくないでしょう!
既に入居の準備が整っている即入居可物件のメリットとは?
<いつでも内見できる>
即入居可物件のメリットは、いつでも内見ができるところです。
不動産会社で見せてもらった物件資料の中に、「退去予定」と記載されている物件もあります。
この場合、現在住人がいるが、退去する予定になっているということになります。
この物件では、現在の住人が退去するまで内見ができません。
また、自分は内見できるまで待っていたが、内見せずに契約を決めた人が現れてしまったり、現在の住人の退去自体がキャンセルになったりしてしまうと、その物件には入居できなくなってしまいますね。
しかし、即入居可物件であればいつでも内見でき、良いと思ったらいつでも契約・入居できるのです。
<自分の準備ができていれば1週間以内で引っ越しも可能!>
最大のメリットは、早急に引っ越しができるところです!
自分自身が既に契約に必要な書類を準備していて、現在の家の引っ越しの準備もできている場合、あとは契約審査や鍵交換の期間を待つだけなので、早ければ2~3日で引っ越すことも可能なのです!
<時期によって家賃が安いこともある!>
即入居可物件は、引っ越しシーズンのピークが過ぎたら、家賃が値引きされている可能性があるというところもメリットです。
引っ越しのシーズンは、一般的に、新社会人や転勤、大学入学などがある1~3月で、次に多いのが、転勤がある9~10月だと言われています。
その時期に入居者がいなかった物件は、次の引っ越しシーズンが来るまで、もしかしたら入居者が現れない可能性も考えられますよね?
そのため、大家さんが引っ越しのオフシーズンに家賃を値下げして空室を埋めようとするそうですよ!
即入居可物件のデメリットはそんなに気にしなくても大丈夫!
<長い間空室だった可能性がある>
即日入居ができる物件は、そうでない物件と比べると物件数が多いですが、中には長期間空室だった物件もあります。
長期間空室になる理由というのは、家賃が高かったり、その部屋の設備や構造上に問題があったり、他の住人がトラブルや騒音を起こす人だったりなど、それなりの理由があるのです!
その物件はなぜ長期間空室だったのかを、不動産会社の営業マンに聞いてみる必要があります。
その理由によっては他の物件を検討する必要がありますし、家賃が高いだけなのであれば、交渉次第で金額が下がるかもしれませんしね!
また、長期間空室の物件だった場合は、排水管の臭いが漂っていたり、カビ臭い場合もあります。
前の住人が退去してからの期間が短い場合は臭いがこもることはほとんどありませんが、長期間経っている場合は、ハウスクリーニングをしてからも期間が空いていることがあるため、臭いがこもってしまうんですね。
ただし、入居前にはもう一度ハウスクリーニングをするため、入居時には改善されていることでしょう。
デメリットの面はさほど大きな問題でないので、メリット面を考えると、即入居可物件は魅力的な物件だと言えますよ!