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よく聞く「リノベーション」、「リフォーム」物件。何が違うの？
リノベーションとリフォームの意味合いは少し異なります。
<リノベーションとは？>
リノベーションとは、その住戸に入居している人が専有して使う部分の給排水、電気、ガスなどの配管や、天井、壁、床の下地までを全面に新設し、新しく付加価値を与えるような大掛かりな改修を行うことを意味します。
つまり、今までの古い設備を全て取り除き、全く新しい設備を導入するということになりますね。
また、間取りも変更したり、外観のデザインも変更したりして、今までの部屋とは別の新たな価値をつけることもリノベーションと言います。
<リフォームとは？>
リノベーションに対して、リフォームとは、補修、修繕、増築、改築など、元々ある建物に手を加える工事全般のことを指します。
リフォームの中でも、老朽化したものを修復する修復工事と、ライフスタイルに合わせて改築する改築工事に分かれますが、賃貸の場合は前者にあたります。
修復工事は、経年変化にしたものを修復するので、必要な工事になりますね。
修復工事の具体的な内容は、外壁の張り替えや住戸内の壁紙や床の張り替え、水回り設備の交換などをします。
改築工事の場合は、一戸建てを購入した場合などにあたりますが、家族構成や暮らし方に対応させるために行う工事です。
具体的には、一世帯住宅を二世帯住宅に改築したり、部屋数を増やすために間取りを変更したり、増築するときなどに工事します。
現代の賃貸物件では、昔建てられたマンションやアパートがリノベーション・リフォームされた物件が、とっても多く存在するんですよ！
賃貸物件上級者は知っている！リノベーション・リフォーム物件のメリット
<築年数は古くても綺麗！最新設備も完備！>
リノベーション・リフォーム物件は、家賃が安いのにもかかわらず、新築物件や築浅物件と同じような綺麗な内装と、最新設備が完備されていることが最大のメリットです！
新築物件ならこんな安い金額では住めないというような家賃だったり、デザイナーズマンションのようなカッコ良い掘り出し物の素敵な物件もあったりするんですよ！
<家賃が安いのにさらに値引きができる！？>
リノベーション・リフォーム物件は、家賃がもともと安く設定されているのにもかかわらず、さらに交渉次第で値引きしてくれる場合があります。
これは、大家さんが早く入居者を確保して、リノベーション・リフォームした費用を回収したいと思うためだそうですよ！
築年数は多少気にした方が良い！？リノベーション・リフォーム物件のデメリット
<築年数が古い>
物件の所有者がリノベーションやリフォームをしようと思う時期は、一般的に、築年数が２０年程度経った頃だそうです。
そのため、築年数が古いということがデメリットになります。
築年数が古い建物の場合、耐震性や耐火性などが弱い場合もあるので、注意が必要です！
特に、１９８１年以前に建築確認を受けた物件の場合だと、新耐震基準を満たしていない可能性が高いです。
部屋の中だけではなく、耐震性などについてもしっかり確認するようにしましょうね！
<築年数が古いために引き起こされるデメリットも>
水道の配管までリノベーションされていない物件の場合は、排水の臭いが気になることもあったり、電気容量が増やせず、使用できる家電製品が限られることもあります。
入居を考えている場合は、どの程度のリノベーション工事が行われたのかも確認した方が良いですよ！