住む人によって合うタイプが変わる間取りとは?
間取りとは、建物内部の部屋や区画の配置のことを指します。
日本では主に、キッチン、リビング、ダイニング、浴室、洗面所、トイレなどに区切られ、それらをアルファベットで表記し、部屋数は数字で表記します。
日本と海外では表記方法が異なる場合もあるんですよ。
部屋を借りる際に見せてもらえる物件資料には、必ずこのような間取りが記載されているので、表記の意味をご存じの人も多いのでは?
部屋の形は、一般的な長方形や真四角に近い形、デザイナー物件では円形やオシャレな形をしていることもあり、同じ間取りでも、部屋の形が物件によって異なります。
一人暮らしなのか、2人で暮らすのか、家族で暮らすのかなどによって合う間取りが異なりますし、人それぞれで使い勝手も違いますよね。
良い間取り、悪い間取りというのは、住む人がいかに効率よく機能的に使えるかというところによって変わるため、内見時には、家具や荷物をどこにどのように置くかをシュミレーションしたり、この間取りで荷物が十分収納できるのかを考える必要があるのです!
間取りの種類を一気に説明!
R→Room(ルーム)のことを指します。「1R」とは、部屋が1つで、その部屋の中にキッチンがあることを意味します。部屋とキッチンとの間に仕切りがないことが特徴的ですね!
基本的に「1R」のときにしか使用しない表記です。「2R」という表記は存在しません!
K→Kitchen(キッチン)のことを指します。「1K」とは、部屋が1つあり、その部屋とキッチンとの間にドアがあって仕切られている部屋のことを意味します。
部屋数が増えると、「2K」、「3K」…と数字が増えていきますよ。
DK→Dining Kitchen(ダイニングキッチン)のことを指します。「1DK」とは、部屋が1つあり、その部屋とは別に、キッチンとダイニングが一緒になっている部屋があることを意味します。
ダイニングは、食事をするスペースのことを指します。
「DK」の前の数字が増えていくと、その分部屋数が多いということになります。
この場合、ダイニングキッチンの広さは、部屋数が1部屋だと4.5~8帖で、2部屋以上だと6帖以上というように定められているんですよ。
LDK→Living Dining Kitchen(リビングダイニングキッチン)のことを指します。
「1LDK」とは、部屋が1つあり、その部屋の他に、リビングとキッチンとダイニングが一緒になっている部屋があることを意味します。
「LDK」の前の数字は、リビングダイニングキッチン以外の部屋の数です。
リビングとは、ソファーやテレビなどを置いてくつろぐことができる部屋のことを指します。
この場合、リビングダイニングキッチンの広さは、部屋数が1部屋だと8帖以上で、2部屋以上だと10帖以上というように定められているんですよ。
+SR→Service Room(サービスルーム)のことを指します。+Sと表記されることもあります。
「1LDK+S」の場合、部屋が1つあり、リビングダイニングキッチンの部屋もあり、それらの部屋とは別にサービスルームが1つあることを意味します。
この部屋は、主に物置にしたり、フリースペースとして利用されることが多いんですよ。
CL→Closet(クローゼット)のことを指します。主に洋服を収納するスペースです。
WCL→Walk in Closet(ウォークインクローゼット)のことを指します。クローゼットよりも広く、歩いて中に入ることができる広さがあります。
中が広いので、大きな荷物を収納することもできるんですよ!
UB→Unit Bath(ユニットバス)のことを指します。
ユニットバスとは、壁と天井と床が一体型になっている防水性の高い浴室のことを言います。
お風呂とトイレが一緒になっている浴室を想像する人もいるかもしれませんが、実はそうではないんですね。
ユニットバスと記載されていても、浴槽とトイレが別になっているユニットバスは数多くありますよ!
ロフト→部屋の天井近くにある、中二階のような空間のことを指します。
賃貸物件では1Rタイプの部屋に多くあり、はしごを使って上り下りするものが多いです。
ロフトを寝室代わりに使ったり、物置きとして使ったりすることが多いですね。
UT→Utility(ユーティリティ)のことを意味します。
ユーティリティとは、もともとは「役に立つもの」、「有用性」のことを意味しますが、賃貸用語では、浴室と隣接している洗面所のことを指すことが多いです。