気に入った複数の物件からさまざまことを考慮して、入居したい物件が決まったら、いよいよ契約手続きですね!
契約書の量は多く、内容も難しいですし、自分が揃える書類もあるため、計画的に動かなくてはなりません。
ここで足踏みしてしまうと、引っ越し日に間に合わなくなってしまう可能性もありますからね!
ここでは、一般的な物件での契約の大まかな流れを紹介しますよ!
まずは申し込み用紙を記入しよう!
入居申し込み用紙を記入します。
申し込み用紙は不動産会社が渡してくれ、その場で記入すれば良いですし、分からないことがあれば営業マンに聞きながら記入すれば良いですよ!
ここには、自分の氏名、住所、年齢、勤務先、勤務先の住所、おおよその年収などを記入します。
また、連帯保証人が必要な物件の場合、連帯保証人の氏名、住所、勤務先住所、おおよその年収も記入します。
この入居申し込み用紙を不動産会社に提出し、これを元に、大家さんが入居審査を行います。
入居申し込み用紙を提出したら契約が成立するわけではなく、入居審査の途中でも入居キャンセルはできますので安心してくださいね。
申し込み金を支払う必要がある!
入居審査を行う前に、「申し込み金」という預かり金を不動産会社に支払います。
これは、物件を確保しているため、入居予定者が簡単にキャンセルしないようにするために支払う仮押さえ金のような費用です。
不動産会社によって金額が異なりますが、およそ1万円~家賃の1ヶ月分が相場だと言われています。
この費用は、入居予定者の入居審査が通らなかった場合に返金され、審査が通り、契約を進めていく場合は、敷金や礼金などの初期費用の一部として使用されます。
つまり、敷金や礼金を支払うときは、申し込み金を差し引いた分の金額を支払うということになりますね!
このとき、「預かり証」をもらうようにしましょう。
中には、入居審査が通らなかった場合でも返金しない不動産会社もありますので、その際に証拠として訴えることができます。
申し込み金を支払った後に入居審査が始まります。
入居審査が行われる!
入居予定者が必要書類を揃え、「この人は毎月決まって家賃を支払っていけるのか」、「トラブルを起こさない人なのか」などを大家さんが審査します。
主に年収審査が行われます。
基本的には1週間以内で審査が終わることがほとんどで、審査が通っても通らなくても、不動産会社から連絡が来ます。
入居審査の詳細については、「詳しく知りたい!入居審査のあれこれ」で説明していますので見てくださいね!
入居審査が通ったらいよいよ契約!
入居審査が通り、大家さんが賃貸借契約の承諾を得ることができたら宅地建物取引士という専門家から、「重要事項説明」を受けます。
「重要事項説明」とは、物件の構造などの内容、入居後の注意事項などをまとめ、「重要事項説明書(35条書面)」を交付して行われる説明のことを言います。
後々、「言った」、「聞いていない」などのトラブルを防ぐために行われます。
宅地建物取引士が入居者に一方的に話すだけですが、自分の認識と相違がないか、不動産会社から聞いた内容に間違いがないかなどを確認するため、しっかり聞いておいてくださいね!
入居者が了承したら、大家さんと賃貸借契約を結びます。
賃貸借契約に署名、捺印をしたら契約が成立します。
このときに、敷金、礼金、仲介手数料、初回賃料、損害保険料などの初期費用を不動産会社に支払います。
不動産会社によっては、契約日の前に指定口座に振り込むようにという指示がなされる場合がありますので、それに従ってくださいね!
この支払いの際も、領収証や支払い証明書を発行するようにしましょう!
晴れて入居!
支払いが終わり、入居日までに大家さんが鍵を新しくし、部屋のハウスクリーニングなどが終わって、契約書の控えを受け取ったら、入居準備完了です!
入居日に不動産会社または大家さんから鍵を受け取ったら晴れて入居ですね!
新しい部屋の前に住んでいた物がある場合は、解約の申し出をしなければなりません。
物件にもよりますが、一般的に、解約の1ヶ月前までに解約の連絡をしなければいけない場合が多いため、きちんと予定を立てておきましょう。
解約の連絡が遅れてしまうと、旧居と新居、両方の家賃を払わなければならなくなるため、要注意ですよ!