近年流行りのフリーレント物件に住もう!
聞いたことがない人も多い?フリーレント物件とは?
フリーレントとは、入居後、一定期間の家賃が無料になるシステムのことを指します。
フリーレント賃貸物件では、一般的に、入居後1~3ヶ月は家賃が無料になります。
多くの物件が1ヶ月フリーレントですが、中には、6ヶ月間フリーレントというおトクな物件もあるんですよ!
古くから、事務所や店舗としての賃貸ではフリーレントのシステムを導入していることがありましたが、居住用の物件としては、2000年頃から徐々に現れ始めました。
最近ではフリーレントシステムを取り入れた物件が数多く存在するようになっています。
<難しいフリーレントを簡単に説明!>
システムを具体的に説明すると、通常10万円の家賃を2年間借りるとすると、10万円×24ヶ月で、合計240万円の家賃を払っていることになりますよね。
一方、フリーレント物件の場合で入居後家賃が3ヶ月無料だとすると、10万円×21ヶ月で、合計210万円の支払いになり、トータルで考えると30万円安くなることになります。
つまり、毎月の家賃が87,500円の物件と実質的に同額になり、おトクになるということなのです。
一般的に引っ越しをする際は、契約時に敷金、礼金、仲介手数料などが、家賃の3~6ヶ月かかり、引っ越し費用などの初期費用が高額にかかります。
フリーレント物件を選んで、おトクに引っ越ししてみてはいかがでしょうか!?
借りる人でだけでなく大家さんにもメリットが!フリーレント物件のメリット
フリーレント物件のメリットは、借りる側だけでなく、大家さん側にもあることが特徴的です。
<借りる人のメリットは初期費用が抑えられる!>
まず、借りる側のメリットは、引っ越しの際に高額になりがちな初期費用を、入居後すぐの家賃が無料になることで抑えることができるところです。
ただし、一般的に、家賃が無料になるのは入居月の翌月であって、入居日からその月の月末までの日割の家賃は初期費用に含まれますので、よく覚えておいてくださいね!
<大家さんから見たメリットには仕組みがある!>
しかし、借りる人だけがお得になるのでは大家さんが損をしてしまいます。
そのため、フリーレントには仕組みがあり、大家さんも借りる人もお得になるようなシステムになっているのです。
大家さんにとって一番困ることは、空室があることですよね。
この空室の期間が長引けば長引くほど、その空室の部屋の家賃が発生しないため、大家さんが損をしてしまうのです。
そこで、入居者を獲得して空室をなくすためには、手っ取り早く家賃を下げることなのですが、ただ単に家賃を下げてしまうと、既に入居している他の住人から苦情が出たり、「自分の家の家賃も下げてくれ!」と言われてしまったりするのは目に見えていますよね。
大家さんが物件を経営することで得られる利益は、年間の家賃÷その物件の売買代金=「利回り」に左右されるそうなんです。
投資用の物件を買うときに、まず見るのがその物件の利回りなんだそうです。
利回りが高いほど、大家さんが得をするのです!
つまり、大家さんは、なるべく利回りを下げずに物件を売りに出したいということになりますね。
毎月の家賃を下げてしまうと利回りが下がってしまうため、それを阻止するために導入するのがフリーレントシステムなのです!
フリーレントシステムを導入すれば、長期間で考えると、毎月の家賃を下げるよりも損失が少なくなるということになるんですね。
特殊な仕組みだからこそ起こるフリーレント物件のデメリット
<契約期間内に退去すると解約金がかかる!>
フリーレント物件は、契約期間が決まっており、期間内に退去すると、解約金が発生してしまうことがデメリットです。
万が一契約期間が決まっていなかった場合、無料期間だけ住んで退去するという人がいるかもしれないためですね。
大家さんは、フリーレントにして空室を埋めたのにすぐに空室になってしまっては意味がないため、最低何年住むという契約年数を設定することで、それを阻止しているのです。