不動産会社は住居用物件だけじゃない!?その他の用途の賃貸もある!
誰かが所有している土地を借りる「貸土地」
貸土地とは、自分で所有している土地を他人に貸すことを言います。
他人に建物を建てさせて所有させることも貸土地と言いますし、青空駐車場として空き地をそのまま貸すことも貸土地と言うのです。
もっと細かく言うと、前者の場合、借りる側は、「借地権」を得て土地を借りる必要があるため、土地を借りる費用だけでなく、その権利金もかかります。
安定的な土地収入を得たい、土地を貸したいと思っている人は、不動産に相談すると、高収入が見込める土地活用の方法などを提案してくれますよ!
店舗を開くために貸す「貸店舗」
貸店舗とは、主にビルやマンション、百貨店、ショッピングセンターなどの一部のエリアを、店舗運営のために借りることを言います。
「空きテナント」、「貸しテナント」とも呼ばれます。
貸店舗として借りられる物件のうち、ビルやマンションなどの低層階には飲食店やカフェ、アパレルショップや雑貨店が入居するケースが多く、中層階以上では、公共施設やオフィスが入居するケースが多いようですね。
飲食店や雑貨店などが中層階以上に入居した場合、集客が減ってしまう可能性があるために、低層階に入居するそうですよ。
貸店舗のうち、特にエリア自体の面積が大きかったり、集客力が大きかったりするものを「キーテナント」、「核店舗」などと呼びます。
キーテナントは、賃貸物件全体の経営や、周辺地区の経済を左右させる影響力を持つ場合があるので、貸す方も、店舗の事業などを調べるそうですよ。
会社の事務所に!「貸事務所」
貸事務所とは、主に事務所や店舗、営業所などを、比較的長期に渡って賃貸する物件のことを指します。
貸事務所の中には、業務に必要な椅子や机、情報機器などが揃っている貸事務所もあるんですよ。
低いコストで事務所を借りることができるため、企業オフィスとしての利用も多いようです。
日本では、1997年頃にスタートした、まだ新しいサービスなんです。
貸事務所には、「期間貸し」、「時間貸し」、「バーチャルオフィス」、「サービスオフィス」などの種類があり、現在では、大規模開発ビルの多くが2~3フロア程度の貸事務所のスペースを設けるようになってきています。
「期間貸し」は、最も一般的なレンタルオフィスの形態で、月極め○万円という条件で入居することが一般的です。
費用は借りるスペースやサービスグレードによって変わります。
自分の荷物を預けておく「貸倉庫」
貸倉庫とは、預かった荷物を入れるための倉庫を貸すことを言います。
倉庫業法に基づかないため、主に不動産会社が賃貸借契約として行われています。
基本的に住居の賃貸と同じものとして扱われており、業者は預かった荷物に対する保管責任を負わない場合が多いのです。
つまり、「入れている荷物は借りている人が自分で管理してくださいね」という意味ですね。
貸倉庫業は、規制がない自由なサービスである反面、事業者と倉庫利用者の双方が契約条件などに気をつけなければ、大きなトラブルを招きかねないため注意です!
屋外型の貸倉庫は、利用料が比較的安いのですが、倉庫が雨風にさらされる環境に置いてあるため、入れるものは気温に左右されないものを収納するなどして工夫すると良いでしょう。
トランクルームと似ていますが、少し違います。
トランクルームは、倉庫業法によって国土交通省に営業倉庫の登録をしている業者のみ使用することができる呼び方です。
そのため、不動産会社で倉庫を借りるためには、「貸倉庫」を利用することになりますね。