賃貸住宅BIZ

賃貸住宅BIZ
不動産の物件探しの豆知識を掲載!

MENU

引っ越ししたい人が知りたい!物件探しから入居までの流れを説明!

2

引っ越しを考えている人の中には、賃貸物件を借りるのが初めてだという人、引っ越し自体が初めてだという人、現在賃貸物件を借りて住んでいるが、何年間も住んでいるので最初に契約したときのことはよく覚えていない人など、さまざまいるでしょう。

ここでは、引っ越しを予定している人に知っておいてほしい、覚えておいてほしい賃貸契約についての大切なポイントを、流れに沿ってまとめていますので、参考にしてくださいね!

 

まずはインターネットで物件や地域のことを下調べしておこう!

まずは、インターネットやスマートフォンアプリなどで、物件をある程度見ておくことをお勧めします!

なぜなら、自分が物件に求める希望条件が絞れてきたり、妥協しなければいけない部分が分かってくるからです。

また、「築年数が新しいと家賃が高いのか!」、「この地域はだいたいこれくらいの家賃相場なのか!」など、賃貸物件についての基本的な知識も、不動産会社に行く前に知っておくことができますからね。

インターネットやスマートフォンアプリなどでいろいろ下調べをした人は、不動産会社に行った際に相談しやすいですし、物件が決まるのも早いですよ!

多くの賃貸不動産情報サイトがありますが、それぞれの物件によって取り扱い不動産や店舗が違いますので、複数の賃貸不動産情報サイトを見ておくことがポイントですね。

ちなみに、サイト利用料金などは一切不要です!

 

<インターネットで物件を見ておくメリット>

・常に最新情報が載っている!

インターネットでは、常に新しい物件情報が掲載されています。

多くのサイトは、入居者が決まった物件は削除されているなど、情報が定期的に更新されていますよ。

・いつでもどこでも検索できる!

急遽転勤や単身赴任が決まって、不動産会社に行く余裕がないときでも、外出先などで自分が検索したいと思ったときに検索することができます。

良さそうな物件を絞っておくことで、不動産会社に行ったときに、すぐに内見することができますよ!

・物件数が多い!

物件の情報量が多いこともメリットですね。

物件を探すだけでなく、「一人暮らしにはどんな間取りが向いているか?」など賃貸を探す際のポイントや、家賃相場なども載っていますので、物件探しの第一歩として有効的に活用してみましょう!

 

本格的に物件探し!不動産会社に行こう!

インターネットやスマホアプリで、自分の希望条件が絞れたり気になる物件が見つかったら、不動産会社へ行き、いよいよ本格的に物件探しをしましょう!

不動産会社へ行くと、営業マンがお客さんの物件への希望条件を聞き、保有している物件からおススメの物件を紹介してくれますよ。

その際、「この物件は、家賃は高いですが、水道代が家賃込みで、インターネットも無料で使い放題ですよ!」などの物件のメリットデメリットを伝えてくれたり、インターネットに掲載されていなかった情報も教えてくれたりします。

不動産会社では、インターネットやスマホアプリには載っていない物件も所有しているため、インターネットなどで「良いな」と思う物件がなかった場合でも、気に入る物件が見つかることもあります。

不動産会社によって扱っている物件が違いますので、時間があれば数軒行ってみましょう!

 

<不動産会社に行く前にはこれをやっておきましょう!>

・アポイントメントをとっておこう!

不動産会社に行く前には、電話でアポイントメントをとってから出向いた方が良いですよ!

飛び込みで行ってしまうと、営業マンが何人か他のお客の内見に行ってしまっていて、店内には1人しかおらず、その人も他の人を接客中…なんてこともあるからです。

特に引っ越しが多い1月~3月下旬くらいまでは、不動産会社は大変混み合いますからね!

電話でアポイントメントをとっておけば、その時間は自分のために空けておいてくれますよ。

 

・きちんとした服装をして行くこと!

不動産会社に行く際は、きちんとした服装で行く方が良いでしょう。

物件を契約をする際は契約審査がありますが、その前に、営業マンが「この人は家賃の滞納はしなさそうな人か、隣人トラブルなど起こさないか」などを瞬時に判断するからです。

 

・ある程度希望条件を決めておこう!

不動産会社に行くときは、ある程度希望条件を決めて、下調べをしてから行くようにしましょう!

インターネットなどで地域の家賃相場や設備などを知っておくだけでも希望条件を伝えやすく、不動産会社の営業マンも物件が探しやすいため、効率良く物件探しができるからです。

最低でも、自分の予算、住みたい地域、どうしても欲しい設備ぐらいは決めておくようにしましょうね!

 

<不動産会社の種類>

不動産会社は、大きく分けて、「大手不動産会社」と、「地域密着型不動産会社」に分けられています。

 

・大手不動産会社

大手不動産会社は、全国に広く店舗を構えており、どの地域でも物件がカバーできるようになっている不動産会社です。

テレビコマーシャルでもよく宣伝されており、誰もが一度は聞いたことのある名前の不動産会社が多いですね。

 

・地域密着型不動産会社

地域密着型の不動産会社は、大手不動産会社に比べると物件数は少なく、店舗も地味なことが多いですが、地域密着型の接客や、大家さんとの繋がりが強いという特徴を持つ不動産会社です。

よく、商店街の中や街中にあるテナントの1階部分にポツンと店舗を構えていますね。

 

気に入った物件が見つかったら内見に連れて行ってもらおう!

不動産会社に行き、営業マンと一緒に物件を絞っていき、気に入った物件が見つかったら、実際のその物件を見に、営業マンが連れて行ってくれます。

これを、「内見」と言います。関西地方では「内覧」ということもありますよ。

内見は一般的に無料で、不動産会社の自動車か電車で行きます。

内見をせずに物件を決めることもできますが、見せてもらった物件資料だけでは分からないことが非常にたくさんありますので、内見は必ず行きましょうね!

また、内見は、昼と夜の2回見に行くこと、複数の物件を実に行くことが大切なポイントですよ!

 

<内見時には何をすれば良い?>

住んだ場合の生活をイメージしよう!

内見のときは、家具などをどんな配置で置くか、この部屋にはどんなインテリアが合うか、自分の荷物は全部収納できるかなどをイメージするようにしましょう。

物件資料で見たイメージの内装と実際の物件の雰囲気が違うことがありますし、収納スペースのが案外小さかったなどということもありますからね!

 

・見たところ全ての写真を撮ろう!

内見の際は、携帯電話やスマートフォンで良いので、是非物件の外観、部屋の中の隅々まで写真を撮るようにしましょう!

物件を数件見ていると、後から素敵な物件が出てくることがあり、最初の方に見た物件の記憶が薄れてしまうためです。

全ての部屋と、部屋のさまざまな角度を撮って、部屋の構造や間取り、雰囲気などを他の物件と見比べましょう!

 

・詳細をメモしよう!

筆記用具を持って行き、メモ用紙や物件資料に、営業マンから聞いた、物件資料には書いていない物件の詳細や、近所の情報などをメモしましょう!

スマートフォンにメモしても良いですね。

自分が持っている家具がきちんと入るか、ベッドやソファーを置いたときにどのくらいの居住スペースが空くか、コンセントはいくつあるか、近所に何があるかなど、写真を見るだけでは分からないことをメモします。

 

・実際の広さを確認しよう!

物件資料には「○帖」と書かれていても、実際に感じる広さは全く違うように感じることがあります。

物件資料の写真は、家具など何も置いてありませんし、広く綺麗に見えるように日当たりの良い場所で、魚眼レンズのようなレンズを使って撮っているので、写真が良く、広く見えるのです!

家具を置くとさらに狭くなりますので、もともと家具を持っている人は、事前に縦幅、横幅、奥行きを測ってメモしたものを持って行くと、住んだときの想像がつきやすいですね。

また、洗濯機や冷蔵庫が大きなものを持っている場合、引っ越しの際に部屋まで入れられない場合がありますので、廊下の広さや、各部屋の間口の大きさも確認しておいてくださいね。

 

・日当たりを確認しよう!

物件資料に、「南向き」、「日当たり良好」と記載されていても、実際は昼間の1時間のみ日が当たるだけで、あとの時間は目の前のビルで太陽が隠れるという場合があります。

特に冬場は太陽の位置が低くなるため、ほとんど日が当らないという場合もあるんですよね。

そのため、内見時には、どれくらい日が当たるのか、冬場にも日当たりが良いのか、物件の近くに太陽の光を遮るような建物がないかなどを確認する必要があります。

また、日当たりを重視しているのであれば、午前、午後の2回内見に行き、日当たりを確認することも大切ですよ!

 

・遮音性があるかを確認しよう!

騒音トラブルは、集合住宅で多い、厄介なトラブルです。

そのため、生活する上でストレスにならないように、内見時には遮音性もしっかり確認しておきましょう!

物件がどんな素材や構造で造られているのかを不動産会社の営業マンに聞いたり、隣の住人に迷惑がかからない程度に実際に壁を叩いたりしてみることで確認ができます。

また、昼間に内見すると、住人が帰ってきていない可能性もあるため、気に入った物件であれば、住人が帰ってきて家の中にいる時間帯に内見することをお勧めします!

 

・天井の高さを確認しよう!

物件資料の写真を見ただけでは、天井の高さは分かりません。

天井の高さは、部屋の広さを感じるポイントになりますので、確認しておきましょう!

部屋が6帖程度の大きさでも、天井が高いと目の錯覚が起こり、部屋が広く見えるのです。

 

・部屋の傾きを確認しよう!

部屋の傾きを調べるために、床にビー玉を置いてみましょう。

ビー玉を置いたときに転がる物件は、建物自体が傾いている可能性が高いため、耐震性が弱かったり、台風で大雨が降ったときに浸水してしまったり、健康状態が悪くなったりする可能性があります。

また、床の素材が変形している可能性もありますので、是非確認してみてくださいね!

 

・収納スペースの広さを確認しよう!

物件資料に、「クローゼット」、「ウォークインクローゼット」、「押し入れ」と記載してあっても安心せず、内見の際にその広さを確認しましょう!

収納スペースが大きそうだなと思って内見してみると、意外と小さい場合もあるのです。

また、何を収納するか、自分の荷物は収まるのか、物を収納したとき出し入れしやすいかなどもイメージすると良いですよ。

さらに、収納スペースにカビが生えていないか、カビ臭くないか、シミがないかなどもチェックすることをお勧めします。

収納スペースにカビやシミがあった場合、どこかで水漏れしているか、湿気が溜まりやすい物件かのどちらかということになりますからね。

 

・コンセントの数を確認しよう!

築年数が浅い物件はコンセントの数が多い傾向にありますが、築年数が古い物件は、コンセントの数が少ない傾向にあります。

コンセントの数が少ない場合、たこ足配線に頼らなければならなくなってしまいますからね。

特に自炊をする人はキッチンのコンセントの数も重要ですよ!

冷蔵庫、電子レンジ、炊飯ジャー、ミキサーなどの電化製品を多く使用する場所ですからね。

物件資料の間取りに、どこにどの位置で何個コンセントがあったのかを記入しておくと、後から分かりやすいですよ。

 

・設備は物件資料どおり設置されているか確認しよう!

稀に、物件資料に「浴室乾燥機能付き」と書いてあるのにもかかわらず、換気扇がついているだけだったり、比較的新しい浴室設備を想像していたのに、古い設備だったりする場合がありますので、設備が物件資料通り設置されているかを確認しましょうね。

 

・共有部分を確認しよう!

エントランスや廊下、階段部分が散らかっていないか、ゴミ置き場にゴミが散乱していないかなども確認しておいた方が良いですね!

廊下には何も置かないようにというルールがあるのにも関わらず、私物がたくさん置いてある住人がいる場合は、マナー違反をする住人がいるということになりますからね。

 

・周りの環境を確認しよう!

内見時には、物件だけでなく、周りの環境を確認することも重要なポイントになります!

物件の1階部分に飲食店があったりコンビニがあったりすると、部屋の中に害虫が入ったり、建物の中にネズミや野良猫が迷い込んだりする場合があります。

また、近所にパチンコ店があったり、反社会的勢力の事務所があったりしても治安が悪いですね。

さらに、周りの環境に騒音がないか、においを発する施設がないかも確認した方が良いですね。

物件の周辺に高速道路が通っていたり、大通りに面している物件では、交通量が多いため、自動車が走る音やクラクションの音が絶えず聞こえる場合があります。

また、物件の近くに工場があったり、物件の1階部分が焼鳥屋さんだったりすると、毎日においが発生します。

騒音やにおいによって体調が悪くなってしまう場合もありますので、入居前に必ずチェックしておいた方が良いですよ!

 

気に入った物件の入居申し込みをしよう!

<申し込み用紙の記入・提出>

内見に行って、「この物件にした!」と決めたら、入居申し込みをします。

まずは、不動産会社から渡された申し込み用紙を記入します。

内見後、その日中に物件が決まった場合は、内見から帰ってきてから記入すれば良いですし、後日になる場合は、再度不動産会社に足を運んで申し込み用紙を記入します。

この入居申し込み用紙を不動産会社に提出し、これを元に、大家さんが入居審査を行うんですよ。

ただし、入居申し込み用紙を提出したからといって契約が成立するわけではなく、あくまでも入居審査に通ってから本格的な入居になります。

 

<必要書類を揃える必要がある!>

入居審査を行う際は、入居申し込み用紙と一緒に、入居予定者の現在の住民票、印鑑証明、収入が確認できる書類(源泉徴収票など)などを提出する必要があります。

また、連帯保証人が必須の物件では、連帯保証人の収入が確認できる書類(源泉徴収票など)、印鑑証明、同意書などが必要になります。

不動産会社によっては、申し込み用紙だけ先に提出して、必要書類は後日郵送で送れば良いというところもありますよ!

 

<申し込み金を支払わなければならない>

入居審査を行う前に、「申し込み金」という預かり金を不動産会社に支払います。

これは、物件を確保しているため、入居予定者が簡単にキャンセルしないようにするために支払う仮押さえ金のような費用です。

不動産会社によって金額が異なりますが、およそ1万円~家賃の1ヶ月分が相場だと言われていますね。

この費用は、入居予定者の入居審査が通らなかった場合に返金され、審査が通り、契約を進めていく場合は、敷金や礼金などの初期費用の一部として使用されます。

このとき、「預かり証」をもらうようにしてくださいね!

中には、入居審査が通らなかった場合でも返金しない不動産会社がありますので、その際に証拠として訴えることができるためです。

 

入居審査が終わるまで待つ!

入居予定者が必要書類と申し込み用紙を不動産会社に提出すると、「この人は毎月決まって家賃を支払っていけるのか」、「トラブルを起こさない人なのか」などを大家さんや管理会社が審査します。

主に年収審査が行われます。

入居審査期間中には、勤務先や連帯保証人へ電話連絡がいく場合が多いです。

入居審査の結果は、入居申し込み日から早い場合は2、3日、遅くても1週間程で出て、不動産会社の営業マンから電話などで連絡が来ます。

その期間中、入居予定者は何も動くことはないため、審査に通った場合のために、不動産会社に初期費用や入居日、疑問点の確認などをしておくと効率が良いですよ!

 

入居審査が通ったら本契約を結ぼう!

入居審査が通り、大家さんが賃貸借契約の承諾を得ることができたら、宅地建物取引士という専門家から、「重要事項説明」を受けます。

そこで、物件の構造などの内容、入居後の注意事項などを聞きます。

基本的には宅地建物取引士が入居者に一方的に話すだけですが、自分の認識と相違がないか、不動産会社から聞いた内容に間違いがないかなどを確認するため、しっかり聞いておいてくださいね!

入居者が了承したら、賃貸借契約に署名、捺印をし、大家さんとの賃貸借契約が結ばれます。

このとき同時に、敷金、礼金、仲介手数料、初回賃料、損害保険料などの初期費用を不動産会社に支払います。

不動産会社によっては、契約日の前に指定口座に振り込むようにという指示がなされる場合がありますので、それに従ってくださいね!

この支払いの際も、領収証や支払い証明書を発行するようにしましょう!

 

入居!

入居者が決めた入居日までに大家さんが鍵を新しくし、部屋のハウスクリーニングなどが終わって、契約書の控えを受け取ったら、入居準備完了です!

入居日に不動産会社または大家さんから鍵を受け取ったら晴れて入居です!

入居日は、引っ越しで荷物を運ぶときと同じ日でも良いですし、引っ越し日の何日か前でも良いです。

 

引っ越しをしよう!

今住んでいる家から新居までの引っ越しをしなければいけませんね!

入居審査が通って新居が決まったら、そのタイミングで引っ越しの計画を立てると良いでしょう。

引っ越し方法は、引っ越し業者に依頼する方法と、自分でレンタカーを借りて、家族や友人、知人にお願いする方法があります。

それと同時に、今住んでいるところの荷物をまとめなければいけませんね!

 

<引っ越し業者に依頼する場合>

引っ越し業者は、インターネットなどを見て複数の業者の中から選び、数軒の業者に見積もりに来てもらいましょう。

引っ越し業者の中にも、「引っ越しを専門で行う業者」と、普段は一般的な荷物を運搬している業者が業務の一環として引っ越しを行っている「兼業運送会社」の2種類があり、さらにその中でも、「大手引っ越し業者」と、地域密着型の「中小引っ越し業者」、軽トラックなどを利用する「軽貨物引っ越し業者」の3種類に枝分かれをします。

その中から良さそうな業者数軒に見積もりをしてもらい、数日後に見積もり結果の連絡がきますので、一番良い業者にお願いしましょう。

引っ越し業者に依頼するメリットは、荷物を丁寧にスピーディーに運んでくれるところ、荷物に対して保証があるところなどです。

ただし、プロに依頼をするため、引っ越し費用が高いというデメリットも生じます。

 

<セルフ引っ越しの場合>

近年、セルフ引っ越しをする人が多いと言います。

家族や友人、知人に引っ越しの手伝いをお願いするため、その人達のスケジュールもありますので、引っ越し日がきまったら早めにお願いしておきましょう!

セルフ引っ越しのメリットは、費用が安いところ、シーズンに関係ないため、日にちの融通が効くところなどです。

その一方で、自分も荷物を運ばなければいけないため疲れること、引っ越しの際に、荷物が壊れたり、旧居の壁や床、柱を傷つけてしまったりするリスクがあることがデメリットだと言えますね。

 

各種届け出をしよう!

引っ越しと同時進行で、住民票や運転免許証などの住所変更、郵便局へ転送届を依頼すること、インターネットの移転届けなど、さまざまな手続きもしなければなりません。

また、引っ越し当日までに、旧居の電気、ガス、水道などのライフラインの停止と、新居のライフラインの開通もさせなければなりませんね。

戻る