集合住宅につきものの隣人トラブル…それを回避する方法とは?
隣人トラブルは、集合住宅にはつきものと言って良いほどの、自分だけではどうすることもできないトラブルの1つです。
ニュースを観ていても、集合住宅で起こる隣人トラブルは多いですよね!
場合によっては、傷害事件に発展してしまうこともあるほど怖いトラブルでもあるのです。
自分が加害者にならないよう、普段の生活を気を付けるようにすることが大切なのです!
騒音トラブルは隣人トラブルの中で最も多い!
騒音トラブルは、集合住宅の賃貸物件に住む場合に非常に多いトラブルです。
上下左右の住人の生活音が聞こえてストレスが溜まったり、反対に自分の生活音を他の住人に指摘されたりなどで、隣人トラブルになる場合があります。
もちろん物件探しの際には、防音性を確認するために、壁や床、天井の厚さをしっかりと確認しておく必要があります。
しかし、昼間に何も感じなかった生活音が、夜リラックスしているときや寝るときに気になることがあり、それが騒音トラブルに繋がるのです。
音は、一度気になると、ほんの少しの音でも気になってしまうものなのです!
<騒音トラブルを防ぐ方法は?>
自分が出す生活音に関しては、友人などが訪ねてきたときも大声で話さない、楽器不可の物件では楽器を演奏しない、ドアを強く閉めない、夜中に音楽を聴くときはヘッドフォンなどを使って聴くなどをして、音には十分に配慮するようにしましょうね!
また、子どもがいる家庭では、子どもに「高いところから飛び降りないように」、「走らないように」と注意をすることも大切ですが、次の日には同じように走り回っていることも多いです。
そのため、子どもに注意をしつつ、床に防音マットやカーペット、ラグなども敷くようにすると良いですよ。
最近では、防音カーテンという商品も出ているため、自分の努力だけでは防ぐことができない場合は、そのような防音グッズを使うのも1つの手段になるでしょう!
<隣人の騒音が聞こえてもやってはいけないこと>
隣人の家から騒音が聞こえた際にやりがちなことが、壁を「ドン!」と叩くことです。
そうしてしまうと、隣人は、「申し訳ない」と思うどころか、逆にこちらに腹を立ててしまう場合が多いのです!
また、直接文句を言いに行くことも危険ですよ!その場で揉め事に発展する可能性がありますからね!
警察に連絡をするという人もいますが、相当な大きな音でない限り、取り合ってくれない場合がほとんどです。
そのため、自分で隣人に直接訴えるよりも、まずは大家さんや管理会社に連絡をするようにしましょう。
その際、1人で訴えるよりも、騒音がする家の周りの住人にも声を掛け、複数人で訴えると効果的ですよ!
そうすれば、どこか1軒に集中して逆恨みされることもありませんからね!
共有スペースは住人みんなで使う部分だからこそ気を遣おう!
集合住宅で必ずあるのが、玄関が並んでいる廊下、エレベーターや階段、エントランス、駐輪場や駐車場などの共有スペースです。
特に各住戸の玄関が並んでいる廊下は、各住人の生活の場に一番近い共有スペースのため、特にお互いに気を使わなければなりませんね。
廊下に大きな収納箱を置いたり、必要以上に植木鉢を置いたりすると、他の住人の迷惑になりますので、物は極力置かないようにしましょうね!
また、駐車場を借りずに、他の住人の空いている駐車場に自動車を停めたり、駐輪場に大型バイクを置いたりなどもマナー違反ですよ!
万が一他の住人がこれらのようなマナー違反を行っていた場合は、速やかに大家さんや不動産会社に連絡するようにしましょう。
ペットを飼うときはルールを守って!
ペット可物件でないのにも関わらずペットを飼っている場合は論外ですが、ペット可物件でペットを飼っている場合にもトラブルが起こる場合があります。
「ペット共生型」の物件であれば、ペットを飼うこと専用に物件が建てられていますが、「ペット可」の物件の場合、「ペットを飼っても良いですよ」という許可をされているだけの物件のため、中には動物が嫌いな人も住んでいるのです。
動物嫌いな人が近所に住んでいると、鳴き声が少し聞こえただけでもトラブルになってしまう可能性がありますからね。
また、共有スペースに糞を放置したり、動物が住人の物をかじったりしてしまってもトラブルになります。
ペット自体は、何も悪くありません。大切なのは、ペットを飼っている飼い主のマナーですからね。
ペット可物件に住む場合は、飼っても良い動物の種類、ペットを飼ったときのマナーなど、細かなルールが決められているため、それをしっかりと守ることが大切ですよ。
また、ペット禁止の物件に住む場合は、「鳴かないし、散歩にも行かないから大丈夫だろう」という理由で爬虫類などを飼うルール違反はしないようにしましょうね!