おトクに入居できる仲介手数料無料物件の仕組みとは!?
仲介手数料無料の仕組みを知っておこう!
近年多くなってきたのが、「仲介手数料無料」という物件です。
通常、仲介手数料は、物件の紹介や契約の手続きをしてもらう手数料として不動産会社に支払う費用です。
不動産会社は、全ての物件の仲介手数料を、家賃の1ヶ月分を上限とするように定められており、それは大家さんまたは入居者から、どのような割合で支払ってもらっても良いという仕組みになっています。
つまり、大家さんが家賃の半額分・入居者が家賃の半額分でも良いですし、大家さんが家賃の1ヶ月分・入居者が無料でも良いですし、大家さんが無料・入居者が家賃の1ヶ月分でも良いということになりますね。
そのため、「仲介手数料無料」の物件は、早く部屋が埋まるように、大家さんが不動産会社に1ヶ月分の仲介手数料を支払っているため、無料にできるということになっているのです!
一昔前までは、賃貸物件よりも入居希望者の方が多かったため、大家さんからと入居者から共に1ヶ月分の仲介手数料を支払ってもらっていたことが多かったんです。
しかし近年では、入居希望者よりも賃貸物件が増えてきたことにより、大家さんが仲介手数料を支払い、入居者の負担を減らすことで空室を埋めるようにしているのです。
その他、広告費や宣伝費、人件費を抑えているために無料にできるという理由もあるんですよ。
入居者に嬉しい!仲介手数料無料のメリット
<初期費用が抑えられる>
仲介手数料無料の最大のメリットは、初期費用が抑えられるというところです!
敷金や礼金が無料の物件と同じく、少しでも初期費用が安くなれば、他の初期費用に資金を充てることができますよね!
入居者が知らないところで損をしている!?仲介手数料無料のデメリット
<礼金に上乗せされている! >
大家さんは、仲介手数料の他に、不動産会社に広告料を支払っているケースがあります。
この広告料が、入居者に「礼金」として上乗せされている場合があるのです!
仲介手数料は、あったとしても家賃の1ヶ月分ですが、礼金は2ヶ月の場合もあるため、仲介手数料が無料でも礼金が発生する場合は、初期費用があまり安いとは感じられません。
例え礼金が1ヶ月分でも±0ですし、礼金が2ヶ月分だった場合は、むしろ入居者が損をした感じになりますよね!
<家賃に上乗せされている!>
敷金・礼金が無料の場合と同じように、仲介手数料分が家賃に上乗せされている場合もあります。
そのため、敷金や礼金、仲介手数料を無料と謳っている場合は、それらの金額が無料ではない物件と比べて、1年、2年住んだ場合の総額を計算してどちらの方がおトクかを判断した方が良いでしょう!
もしかしたら、仲介手数料などが無料の物件の方が2年で3万円程度の差で高かった場合、「3万円ぐらいだったら初期費用がかからない方が良い」と判断する人もいれば、「3万円も高いんだったら、初期費用を支払って総額が安い方が良い」と判断する人もいますよね?
価値観は人それぞれですが、「無料」という言葉に惹かれてすぐに契約するのではなく、迷っている場合は一度家に帰ってよく考えてから決めることをお勧めします!